2026年7月29日水曜日

心身の健康を支援する。その後の人生の責任は、患者さんに委ねる

  かつて「かわいいは作れる!」というキャッチフレーズのCMがあったかと思います。精神科診療でも患者さんとの共同作業で、「元気は作れる!」というキャッチフレーズ的に、元気を回復してもらえるようなお手伝いをしています。

 しかし、児童精神科の診療をしていると、そこに+(プラス)で、その子が、「何者かになってほしい」「将来、自立できるようになってほしい」という願いが発生してきたりします。でも、そこが、支援者が強いとエゴになったりして、返って、その子を追い込んでしまうリスクが生じます。児童精神科医としては、診療を通じて、「その子が、何者になるのか?」、そこは本人の自己責任によるところが大きいし、こっちは、そこまで思わなくていい、そう自制する必要性も感じています。

 結局は、自分の人生の目標や責任を取れるのは、自分自身しかいませんからね。そのための心身の健康さを、回復してもらえるように、支援に徹したいと思って、今日も、診療に望んでいます。

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