2018年7月28日土曜日

「いただきます」「ごちそうさま」

先日、延暦寺に行って宿泊してきました。そこで、精進料理をいただきました。
宿坊比叡山 延暦寺会館 〉

精進料理とは、すべての生命に対して想いを込めて食する料理のことだそうです。
「いただきます」「ごちそうさま」の言葉の意味を想い食するようにと説明がありました。

「いただきます」とは、「私の命のために動植物の命を頂きます」の意味からで、我々は命がつながりあって、みな生きており、
「多くの生き物を犠牲にして生きている」こと、偉大な自然への感謝の気持ちを表したものだそうです。

また、「ごちそうさま」とは、「馳走になりました」のことで、「馳」「走」ともに「はしる」という意味の漢字です。
昔は客人を迎えるために、野山を走り回って料理の材料を調達して、もてなしました。
このように心を込めて相手を思いやる気持ちに対して、客人が「有難う」と心からの感謝の気持ちを表したものです。

僕は普段、食事の際に「いただきます」「ごちそうさま」と言ったり言わなかったりしています。
食事の際に「感謝」して食することを忘れがちだなぁ、と思いました。

にもかかわらず、比叡山を下山するやいなや、早速マクドのドライブスルーでチキンナゲットを買って「いただきます」の「感謝」も忘れて食べていました。
そんな自分に残念な気持ちになりつつ、今後は出来るだけ「いただきます」「ごちそうさまでした」を言うようにしていきたいと思っています。