2021年10月27日水曜日

ホームランとか綺麗なヒットじゃなくて、バントヒットとか進塁打でもいいと思えるようになると治療成績は上がる

僕は、保険診療内で少しでも効果的な精神療法を実践していきたいということを重要視している精神科医です。
そのため、定期的に自分の精神療法の個人指導を受けています。


僕の精神療法の指導をしてくれている先生から指導された言葉で「先生の好きな大谷選手だって、毎回ヒットやホームランは打てないでしょう。
バントヒットとか、進塁打とか、小技程度を目指すと治療の幅が広がっていきます。
そして、そうした治療の中での幅が広がっていくことができたら、自然と、先生の力みも脱けていきますよ」と指導してもらいました。


まだまだ自分は、診療で力みが強い状態です。
そういう自分に「バントでいいよ、アウトになっても進塁打でもいいよ」なるべく治療者である自分の設定も、スモールステップでいきたいと思います。


患者さんも、治療者である僕も、無理しすぎないように、共にぼちぼちで行きたいな~と思います。

2021年10月20日水曜日

今の時代の子どもの困難さ

現在のテレビ番組に出てくる子どもタレントって早期成熟だな、と感じることがあります。
非常に賢いし、高い技術があるように思います。


昔から天才子役といわれる子役が定期的に出てきますが、最近でいうと寺田心くんや、少し前なら芦田愛菜ちゃんとか、鈴木福くんとか。
この後の二人は、もう立派な青年になっていますが、昔の子役よりも今の子役は、もう立派に大人な感じですよね。


これは、芸能界だけにとどまらず、一般の社会にも反映されている気がします。


早期教育、早期成長を求められ、それに応えられる子は、もちろんそれでいいけれど、僕みたいに後で成長するタイプ、放牧してくれた方がいいタイプには『生きにくい子ども時代だな~』と、立派な子役をみていると思いました。

2021年10月13日水曜日

最近は白髪化がましになってきました

開業してから、しばらくは白髪が目立っていました。

今年に入り、診療時間を減らして自分の心身のメンテナンスの時間や僕の治療の指導を受ける時間の確保、家族を大事にする時間などを増やしてきました。
その結果、自分や家族の状況も安定していったように思います。

診療時間を減らしたことで、患者さんには負担をかけてしまっていますが、自分自身の心身のコンディションは、昨年よりも良好な状態となってきています。
そのことが影響しているのか?僕の白髪化も改善してきました。

結構、こうした心理的な影響が白髪化にはある気がします。

2021年10月6日水曜日

”罪悪感” × ”余裕” ⇒ ”子どもに優しくできるでいい”

発達障害の子の育児は、親サイドにも非常に高いストレスがかかるときがあります。

そのような際に、放課後児童デイサービスを利用したり、またヘルパーや訪問看護などの在宅支援サービスを利用したり、時には、お子さんにショートステイなどを利用したりと、なるべくお子さんに対して、お母さんが罪悪感を持つくらい育児を外注してもらうようにおススメするときがあります。
そうやって、お母さんが子どもに対しての罪悪感を感じるくらいの時間的な余裕を持ってもらうことで、育児にも余裕が生まれてきて、子どもへパートタイム的に愛情を注ぐことができるようになることがあります。

発達障害の育児に一番大事なのは、お母さんの笑顔です。
その笑顔を作るために必要なのは、罪悪感×余裕から生まれる優しさであってもいいと思います。

子どものためにお母さんがいるんじゃなくて、お母さんがいたから子どもが生まれたのだから。
お母さんが楽になることで、子どもも楽になることって結構あると思います。

育児は、継続的に力を入れていかないといけないから、効果的に力を抜いてもらうためにも、なるべく、色んな育児サービスを使って育児を休んで自分をメンテナンスすることは大事ですね。