2023年2月22日水曜日

人類に課せられた使命は「達成」ではなく「生存」だ~!

 先日、朝、目覚めると、当院の顧問カウンセラーの上野さんからのラインで、『私たち「人」に課せられた使命は「達成」ではなく「生存」なんだと、改めて思いました~。』という内容のラインが入っていました。

 その前日に、一緒に勉強会で時間を共有した後だったので、僕も同じように「そうだ~!」と共鳴しました。人は、まず、生きていること、生きているだけでいい、そこに幸せはあるんです。でも、人は上ばかりみたり、人と比べたり、無いものねだりしたりして、目の前の生きていることの大事さに気がつかない。あくまで、生きていることの大事さに気がつくことが、当院に課せられた使命だと思いました。

 さんまさんが言うように、「生きてるだけで丸儲け!」そこを、絶体に忘れてはいけない。その積み上げの上に達成があるのであって、積み上げばかりに気を取られてはいけない。足元にある、生きていることの喜び、気づきを大事にしていく。「それが大事だ~!」と叫びたい。



2023年2月15日水曜日

4月22日(土)に当院主催で、住吉総合福祉センター で講演会をします!

 

僕は、当院を開業する際の目的の一つに、本人、その家族、その支援者(学校、行政、放課後デイスタッフ、医療スタッフなどなど)に、できるだけ実践的な知識や支援を共有して、名付けて「世の中、捨てたもんじゃない作戦!」を、自分のできる範囲でいいから、していきたいと思っていました。しかし、コロナ禍であったり、開業して数年は僕自身も「余裕がない」と言い訳してきました。

でも、この度やっと、422日(土曜)に、住吉総合福祉センターにて『 発達障害のリアルな理解と支援について 』というテーマで、当院の顧問心理士、上野大照先生に講演していただきます。来られた方に、少しでも力になれればと思っています。講演の後半は、精神科医、児童精神科医の私と、カウンセラーの上野さんと、来ていただいた皆様とで、質疑応答を時間の許す限り応えていきたいと思っています。

我々は個性的かつ実践的、実利主義的な支援者だと自負しておりますので、日々の対応等で困っていることを、一緒に考えて少しでも気持ちが軽くなって帰ってもらえるような会にしたいと思っています。どうぞ、皆様のご応募をお待ちしておりますので、当院のHPのお知らせを参照してください。

2023年2月8日水曜日

発達障害の子の教育支援について

 

今日は、本田秀夫先生(信州大学医学部子どものこころの発達医学教室教授)が語る「発達障害の子の不登校」、課題と解決に必要な視点というコラムをネットで読んで、すごく感銘を受けたので、是非、皆様方も、検索して読んでみてください。下記にて概要と僕の感想を混ぜて、ブログとさせていただきます。 

子どもの数は減っているのに、小中学生の不登校が24万人を突破し、過去最高を記録するなど、学校というあり方が問われています。不登校の原因の中で、発達障害が背景にあるケースが多いと、日々児童精神科の診療をしていて感じています。多様化した社会を構築していこうという理念はいいけど、学校という閉鎖的な場では、依然として画一的なカリキュラム、画一的な集団活動やルールが設定されている。そこに合わない子(特に発達障害傾向のある子たち)が、しんどくなるような仕組みになっている。全員、同じカリキュラムで校則などルールを守らせようとする。そうした背景から、より多様化し、障害がある子もない子も共に学べる環境と、障害のある子が個別に学べる環境のどちらも活用していく方向性の中で、文科省が推進する「インクルーシブ教育システム」の考え方が重要になります。

そうした時代の流れの中で、R49月に、国連の障害者権利委員会が、日本政府に、質の高いインクルーシブ教育に関する行動計画を採択するように勧告しました。しかし、日本の文科省サイドは、特別支援教育を減らせと勧告されたと誤解しているように思います。その結果、発達障害の軽度の子たちが、これまで適宜支援教室を利用したり、加配で個別的な配慮で何とか学校生活を送れた子ども達の支援を減らされたりして支援を受けられなくなっている。

そうではなくて、国連の障害者権利委員会は、支援の必要な子どもに、「もっと通常学級で過ごしやすくなるように環境を整えなさい。」と言っているのです。欧米などの先進国の多くは、通常の教育の中で、一斉授業や一斉宿題なども随時廃止し、子どもの特性や能力に応じて、個別に教育プログラムや宿題を作成したりしている。板書が苦手な子には、タブレット端末で写真をとって、板書の負担を軽減したり、口頭での指示が入りにくい子には、視覚支援(写真、絵、文字)などを使って、わかりやすくなるように工夫するなど取り組んでいる。そのためには、通常の教育で、先生と生徒の数を少人数制にするとか、誰もが(95%程度の子どもが)教育を楽しく過ごせるように工夫する。そのような趣旨を国連から注意、勧告を受けたはずです。通常学級の人員配置の変更や、様々な支援などをするなどを棚上げにして、支援学級を受ける子を減らすという本末転倒な支援をしようとしていることに強い憂慮と危機感を感じています。

2023年2月1日水曜日

Disney キャストの名言!

  昨年の年末に、家族でディズニーランドに旅行に行ってきました。長女が思春期を迎え、もう家族で一緒にディズニーにいくのは限界なようで、最後の家族でのディズニー旅行になるかもと思いつつの旅行でした。3人の娘たちは、乗り物に乗る際は、僕と乗りたがらないので、必然的に1人で乗ることになることが多いんですけど。 

 一人で、乗り物に乗ろうとした際に、キャストの方から、「貸し切りですね、楽しんで来てください!」と笑顔で言われました。そう言われてから、乗り物に乗った際は、両手を広げて、ピーターパンになったつもりで、空を飛んでいるかのように楽しく乗り物に乗れました。それを言われたのは、二日間でたった1回ですし、たった一言、しかも、絶妙のタイミングだったと思います。娘達二人が、先に乗って、父である僕が、寂しそうに1人で乗ろうとしている表情を、キャストの方は、見逃さなかったのです、それに混雑している状況にです。大変、勉強になりました。