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2019年3月28日木曜日
僕のリフレッシュ方法は、プチ贅沢、プチ銭湯です!
僕は、人一倍食いしん坊です。
また、温泉や銭湯が大好きで、
特に開業してからはさらに大好きになりました。
みなさんも仕事や日々の生活の中であるかもしれませんが、僕の場合は1日診察をしていると、頭の中がやけどしたような、
何か心が苦し~くなることも日常で良くあります。
だけど、美味しいものを食べた瞬間は、そうしたことの「
思考過剰循環状態」から抜け出せることができます。「美味しい!
」と思うことで、思考過剰状態から脱して、
美味しいの感覚により
『今』
に戻ってこれる。
また同様に、いい湯に浸かると自然と「あ~、きく~」
みたいな声が漏れます。
やはり、その瞬間にこれまでの思考過剰状態から脱して、
あったか~い湯を通じて身体感覚から
『今』
に戻ってこられる。
そして「また明日も頑張っていこう」とリフレッシュし、
なるべく早めに寝る。
僕は、しんどくなりそうになったら、プチ贅沢、プチ銭湯です。
2019年3月21日木曜日
治療は子育てと同じで、技術よりも愛情!
10年近く児童精神科の診療をしていますが
「子育て」
は、 僕の診療の中でとても大事なテーマです。
以前、実家に帰った際に研修や勉強して学んできた
「子育て」
についての話を、母にレクチャーすると、
「そんな難しいことはよくわからないけど、やっぱり子育ては愛情やと思うわ~。」
と、僕の学んできた
「子育て」
の技術的なことについての話は、全てこの言葉でオチをつけられてしまいました。
若かった当時の僕は、その言葉に釈然としませんでした。
もちろん
「愛情」
も大事だということはわかっていましたが、やはり如何に大事なのは「どのように関わるか」ということに関心が強かったからです。
でも、最近は母の言ってた言葉が自分の中で許容できてきました。
結局は、
「子育て」
も
「診療」
もそうですけど、
「愛情」
を持ち、相手の幸せを願いながら
「利他の精神」
で少しでも関わろうとしたら、目先の対応も少しずつ良くなっていくはずだと思います。
だからこそ僕自身、少しでも
「利己 < 利他」
で、何とかやっていけたらと思います。
2019年3月14日木曜日
僕は患者さんを治療しているのではなく、自分を治療しているにすぎないと感じる日々です
今回のブログのタイトルについては、
ふだん僕が診療中に感じていることです。
診察を通して患者さんが抱いている不安感や戸惑いなどの感情を、僕自身も同様に抱くことがあります。
また、患者さんは問題を抱えて相談に来られるわけですが、
診察を通して僕自身も患者さんが抱えているその問題を聴いていく
中で身動きがとりにくくなり、
患者さん同様に一緒に腹を立てたり、
怒りを覚えたりすることを自分の心の中で感じるときもあります。
良くも悪くも感情移入しすぎてしまうことがあり、
その度に自分の心の中で自分と向き合います。
「冷静に」と、
自分に言い聞かせて軌道修正し解決方法を探し出しますが、
そういうケースでは治療が難航してしまったと感じることもありま
す。
その度に思うのです。
「僕は患者さんを通じて自分の心の弱さや無知と向き合って、
自分自身を成長させていかないとな~」と、痛感します。
その都度反省を繰り返し、
前を向いていくしかないと思う日々です。
「やはり、
患者さんを治療しようとすることで自分の心と向き合わないといけ
ない、そして向き合った自分の心を健康的な状態に保ち、
その心を軸にして支援をしていければ、もう少し ましな診療ができるはず」
そう信じて、
日々の診療で患者さんや自分の心とこれからも向き合っていきたい
と思います。
2019年3月7日木曜日
利己と利他のバランスって大事ですね
みなさん、この言葉をご存知でしょうか?
天台宗の開祖である最澄(伝教大師)の教えの中に、「忘己利他(もうこりた)」という教えがあります。
このブログを書くために「もうこりた」とパソコンで変換すると、「もう懲りた」と変換されるので(笑)、そんなに日常の中で使うことはないかもしれません。
忘己利他(もうこりた)とは、「人の嫌がること(行為)は、自分が引き受け、喜ばれること(行為)は他にまわす。この心がけを持って他人を思いやること」という意味だそうです。
以前、当ブログでも延暦寺でのエピソードをいくつかご紹介しましたが、「自分のことよりも、相手の幸福を願う菩薩のような慈悲心を持って自分に厳しくあることが大事だ」と、この教えについて延暦寺の僧侶から心がけを頂きました。
もちろん利他の精神が大事なのはわかってますが、どうしても利己的になっている自分がいます。
自分の心の中には、
・利己的な自分
・利他的な自分
がいますが、その分別や折り合いを自分でつけて日々の生活を送っていきたいと思います。
この心がけを頂いた時や、その後、このブログを書いている今、もしかするともっともっと以前から何となく思っていたことなのかもしれませんが、改めて結局こう思うんです。
人のことを大事にしようとすること、誰かのためにということを人生の目標にした方が後悔の少ない人生になる、ということを。
でも、自分の欲を満たしてあげることも大事ですし、だからこそ、人を大事にしたいと思える。
だから順番は利己から利他に向かっていく。
目指すのは利他ですよね、ということです。
僕にとっての利他とは、このクリニックが少しでも治療的な基地になることです。
さあ、これからも頑張るぞ~。
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