2023年11月29日水曜日

楽しんでいるかい?

  僕は、大学生の頃、夏休みに、原付バイクで北海道縦断した際に、北海道は、ツーリング大国で、バイクが相互に通り過ぎる際は、手を振る動作をお互いにしていました。

 北海道の道の駅とかで、休憩していると、かっこいい白髪の老人男性が、大型バイクでツーリングしており、こちらに「楽しんでいるかい?」とダンディーに話しかけてくれて、こっちは「はい!楽しんでます!」と返答しました。

 大学時代は、少しでもまとまった時間ができると、1人旅に出ていました。 自分が、どこに行き、何を食べたいか? 1人旅は、自分自身が旅の主人公にならないとできません。今は、なかなか一人旅してないですけど、自転車や原付バイクで遠出してみたり、サウナで1人時間を持っています。その時に、「楽しんでるかい?」というダンディーな声が思い出されます。

「はい、楽しんでいます!」と答えられる自分でいたい。そうじゃないと、診察もつまらない診察になっちゃう。

 だから、今晩も、ちょっと夜中にサウナと一杯だけ飲んできます。

2023年11月22日水曜日

精神科の診察は、やっぱり難しい~

 僕は、精神科医として、診療を通じて、来院された時より、帰る際に少しでも、心が軽くなれるように治療的に関わらせてもらう。これを目指して、日々精進しています。

しかし、毎回ヒットやホームランは打てないし、残念ながら、患者さんを傷つけてしまったり、患者さんがショックを受けて帰られることもあります。

 診療を通じて、告知や障害受容を促進していただくために、そうした過程を踏まないと前に進めないこともあるのです。こちらも、治療者として真剣に向き合っているからこそ、自分の実力不足、診察時間の制約など様々な理由でそうなってしまうこともあります。患者さんに説明する際も、受け取り方は千差万別です。だからこそ、なんぼでも、精神科医療って非難できると思います。

治療的な関わりは、昔の自分よりは、できつつあるけれど、同時に、患者さん11人に関われる診療時間は減っているし、僕自身の患者さんに治療的に関われなかった際の、悔しさは増しています。

 今日も、失敗となった診療がありました。もう少し時間が取れたら、もう少し患者さんに慰労や労いといった共感が足りなかったために、僕の対応が患者さんにとって横柄に感じさせてしまったりと、今後の修正ポイントも以前よりは気づけるけど、実際は、やはり、色々な制限や制約があるので、物別れになってしまうこともあります。ただ、その際は、通院医療機関を変更することも大事かな?とは思います。

 僕は、僕のできることを頑張りたい、治療的に関わろうとして、失敗するのは仕方ないけど、失敗を恐れて、治療的に関わらない、無難に関わるのは、むしろ、自分にも、患者さんにも申し訳ない。ただ、謙虚に、誠実に、でもユーモアや明るさで、自分らしく取り組んでいって、それで、患者さんに合わないのであれば、患者さんの合うところを探してもらいたいとも思っています。

2023年11月15日水曜日

12月23日(土)に、今年2回目の当院主催の講演会をします。

 

 1223日(土)に、今年2回目の当院主催の講演会をします。詳細は、当院のHPのお知らせにて確認していただき、ご参加をお待ちしております。参加に当たって、当院に通院されているとかは、関係ありません。講演の演題としては、

「発達障害のリアルな理解と支援について。VOL2

という演題ではありますが、そこから外れた内容でも何でも、僕と演者で当院の顧問心理士の上野大照先生とで、1時間近くの質疑応答の時間を持っていますので、参加いただいた方に、多くの実践的な情報提供や情報共有して、少しでも明るくなって、楽になって帰ってもらえるように頑張りたいと思っています。ご参加をお待ちしております。

 

2023年11月8日水曜日

俺は、俺を騙すことなく生きていく!ポイズン!

  僕の人生の最大の挫折は、3年間浪人しましたので、大学受験そのものです。

 でも、その味わった挫折があったから、精神科医になったんだと思います。それに今となっては3浪の経験は、僕にとっての財産になっています。だから、毎年、3浪仲間に、お歳暮送ってます。そして、今でも日々挫折です。そして日々成功です。診療で、「うまくいった~」と思ったら、次の瞬間には、うまくいかない。患者さんに治療的な関わりが出来なかったと自分の力不足に「悔しい~!」と思ったら、上手くいったりのくり返し。

 それはいいとして。現代の日本って、「失敗」とか「異常」に対して、非常にヒステリックですよね。社会は、「潔白であれ」「成人君主であれ」みたいな。普通の定義が狭く、脅迫化しているような感じがします。そして、正常とか、決まりから外れたら、完膚なきまでに糾弾する感じ。僕の仕事でいうと、どっかで失敗した部分があれば、「精神科医の前に一人の人間として失格だ~」、「医者をやめた方がいい~」、「今すぐやめろ~」とかでしょうかね?ネット社会とか、顔も見えない人からの非難って怖いですよね。その糾弾している人は、多分、「人間的にどうよ、という人の方じゃないの?」とかって思う自分も面倒くさいし。そういう反発している自分も好きじゃないです。

 有名人とか、人前に立つ人は大変だな~と思います。コンプライアンス過剰重視で、常に成人君主で、他者をおもいやる気持ちを忘れない。

そんな大谷選手を標準設定にした社会でいいのかな?

そうしたモラル重視社会って、多くの人が、返って生きにくくなるんじゃないのかな?

と思います。そうしたギスギスの延長が、戦争になっちゃう気がします。社会としては、『こうすべきじゃなくて、それもいいし、これもいいし、まあだいたいでいきましょう~。』じゃダメなんでしょうかね?

 こういう心情になったら、反町隆史さんのポイズンを聞くしかない。『言いたいことも言えない、こんな世の中じゃ、ポイズン。俺は俺を騙すことなく生きていく。』そう、反町隆史さんのように宣言したい気持ちです。

2023年11月1日水曜日

自分らしく生きる前に、遁世(トンセイ)~!

  僕は、地元の中学校では、あまり勉強していなくても成績優秀でした。そのまま、地元の公立の進学校に進学しました。そしたら、周囲は、勉強は僕よりできるし、運動神経がいい人も多く、話しも面白い。すぐさま、自信喪失し、高校3年間、へらへらして、勉強ができないのを誤魔化して、勉強をさぼっているからできないというスタンスでカモフラージュしていました。    

 高校時代、正直、ずっと苦しかった。自分自身の本当の気持ちから逃げてばかりだった。高校時代の成績は、学年最下位付近をうろうろしている状態でした。その後、3年浪人して、世間から隔絶された「予備校の主」になり、やっと解脱したんです。

 誰かとの比較をすることをもうやめていい、と思えるようになりました。

 それよりも、自分の人生の目標として、「よい医者になる」ことを大切にして、11日を自分らしく、できる範囲で精進していくようになりました。そのためには、3年間の予備校生活とは僕にとって、3年間の山籠もり体験みたいなもんです。その後、大学に入学してからは、自分らしく生きられるようになったし、定期的に、旅に出る(インド、アフリカ、日本の各地をバックパッカーで旅する。)をして、今ある狭い社会とか普通から解脱するようにしていました。

 我々人間は社会的な生き物です、社会の普通とかに、意識、無意識で縛られてしまうものです、そこから定期的に解脱して、自分を取り戻すことは、とても大事なことだと思います。