2018年3月1日木曜日

飲酒と睡眠の関係

今回のブログも、前回に続き飲酒についての内容となります。
まだまだ寒い日が続いていますが、 特に夜は、寒さで寝つきにくさを感じている方も多いかも知れません。

寝酒は、ナイトキャップといって、欧米では一般的な風習となっているという話をきいたことがあります。
アルコールは寝つくまでの時間を短縮させます。
そのためにアルコールを寝酒として使う人もいます。

しかし、就床1時間前に飲んだアルコールは、少量でも睡眠の後半部分を障害することが知られています。
つまり、寝つきは良いのですが夜中に目覚めて、その後なかなか眠れないという現象がおこります。
また、就床前のみならず、就床6時間前に飲んだアルコールも睡眠後半部分の覚醒度を上げることが知られています。
さらに、アルコールには利尿作用があるので、夜間に尿意で目が覚めたりしてしまうことも増えます。

震災の際には寝れなくて寝酒をする人が増えて、アルコール依存症になったり、飲酒関連死が増加したことが、阪神淡路大震災でも、東北の震災でも報告されています。

寝酒はそういった危険があるので、飲酒以外で寝れる方法を一緒に考えていければと思います。