2023年12月6日水曜日

斎藤万比古(かずひこ)先生のお言葉

 サッカー界のキングカズといえば、三浦知良選手。児童精神科医のキングカズといえば、斎藤万比古(かずひこ)先生です。当時、僕が勤務していた病院で、丁度、僕は中堅の医師になっており、色々迷いを抱えて勉強会で、斎藤万比古先生と久しぶりにお会いしました。その際に僕が、斎藤先生に、「勤務している病院で多くの先輩方が退職されて、心もとない気持ちがある。」ということなどを近況報告として話しました。その際、斎藤先生は「病院や社会でも、君の代わりはいる。自分がいる場所で、自分がいないといけないと思うのは、自己愛以外のなにものでもない。大事なことは、自分自身が今後どうしていきたいのか? そこから逃げるな!」と話されました。

 実際はもっと丁寧な口調で、斎藤先生は、僕に話してくれています。でも僕には、当時こういう感じで、叱咤してもらったと感じています。

感覚的には、憧れのアントニオ猪木にビンタしてもらったような気分でした。その日は、脳がぐるぐるして、なかなか眠れませんでした。斎藤先生の言葉は、ショックというか、かつ図星な部分が結構あったんです。でも、翌日から、自分が何をしたいのか、どうしたいのか?そこから逃げないで、自分自身と向き合うことができました。

そして、今、開業しています。

今でも、自分がどうしたいのか?何をしたいのか? を考えて日々精進しています。

さすが、キングカズ、斎藤万比古(かずひこ)先生からの熱い言葉は、僕の中に入っています。ありがたかったです!