2023年10月25日水曜日

思春期心性は、ネバーエンディング~

 勤務医の頃は、よく学会に参加させていただきました。その際に、大御所の児童精神科医の話を聞きにいっていました。大御所の児童精神科医の先生曰く、

「現代は、科学技術も進歩し、寿命も延びて、それに伴って、思春期心性や思春期年代も延長している。思春期年代(おおかた、10歳頃から20歳頃まで)を終えても、何度でも危機的な状況になれば、思春期の頃の心性が活発になる。」

 確かに、愛着の問題を思春期から成人期に移行しても未解決なまま、そこにぶつかって、人生が前進しにくい状態に至っている人が多く認めています。

 大御所の先生は、思春期心性は、何度も何度も再活性していくから、終わりはない、ネバーエンディングストーリーなんだと話しておられました。だけど、一つの区切りは、40歳前後かな~とも話されていました。40歳といえば、人生は後半になり、寿命なども意識するし、死んじゃいそうな病気を認めたら、愛着の問題とか言ってられないからかな~とも思います。

 僕も、38歳で開業して、6年が経過し体重は10kg太って、もう色々しゃ~ない になって力は抜けてきている気がします。諦めの境地、まあ及第点でいいやんみたいな~。

40歳前後ですね。脱力して、あちこちが緩んでいくのは。これを、成熟と呼ばせください!自分自身も、思春期心性からおっさん心性に移行しているのを感じている今日この頃です。