2023年8月9日水曜日

生きることは、どうあっても、しんどい・・・。

  僕が多浪生の頃は、今年こそ医学部に入ったら、楽になるのかな~?と思っていました。しかし、実際に念願の医学部に入学すると、僕は大学を優秀じゃない成績で、ぎりぎりで卒業したので、まあまあ(結構)、大学生活は大変だったと思います。

 大学6年の頃は、医師国家試験を受かれば楽になるのかな~?と思っていましたが、合格して念願の医師になり、研修医になって、数カ月おきに色々な科を転々とする2年間の研修生活を送って、ここを乗り越えたら、楽になるのかな~?と思いましたが、今度は精神科の研修医、精神科の専門医、指導医になり・・・。結婚し、子どももできて、開業して・・・。

 人生って、普通に生きているだけで、結構しんどくなることが、その度その度でありますね。おいしいものを食べたり、面白いテレビみたりと一瞬一瞬は楽になるけど、結局、「まあまあ生きているのって、どうあってもしんどいもんやねんな~」と思います。

 結局のところ、そのしんどさをそのままにしておいてます。払しょくしようとしても、しょうがない、あるがままにしておく。でも、振り返ると、しんどいことが、人生で、印象に残ったり、楽しいと感じたりするから不思議なもんです。楽しいことよりも、浪人中の苦しかったことの方が、充実してたな~と思うし、医師国家試験の勉強を、大学の同級生と毎晩集まってしていたのが、案外充実していたんだな~、と思いますしね。

 生きるとは、その時その時で、あるがままに受け入れて、でもそこに能動的、主体的に生きられたら、楽しいではないかもしれないけど、納得はできるんだと思います。だからこそ、なるべく、させられていることは少なく、主体的、能動的に生きることを第一にしておくことが大事なんだと現時点で人生を振り返ってそう思います。