2022年12月7日水曜日

怒りの感情は第2の感情!

昔は、スクールフォーズとか、金八先生とか、生徒と指導者が真剣に且つ情熱的にぶつかりあって、相互の絆を深めていくようなドラマがありました。
また、プロ野球では、星野監督が選手に対して鉄拳制裁とかを通じて、選手が強くなっていくという対人関係がありました。

現在の時代では、そうしたことが体罰となり、そうした指導者が罰せられる時代になっています。
そのため、我々が対人関係で気をつけなければいけないのは『怒りの感情』です。
『怒りの感情』は、第2の感情と言われたりします。
つまり『偽りの感情』というか『怒りの感情』の前に、別の感情が発生しているのです。
そこを認知して素直に表出していくと、対人関係で悪循環が生じにくくなります。

子育てでいえば『挨拶』とか『ありがとう』が言えない我が子をみて不安になって、親が感情的に怒ってしまったり、とかあると思います。
その際に、「今は子どもだからうまく挨拶できないのは仕方ないけど、大人になって、あなたが嫌われたりしないか不安になるから、なるべく『挨拶』とか『ありがとう』とか言えるようになろうね」とか、怒りの感情を外して相手に納得できるように説明することが重要です。

『怒りの感情』を他者にぶつけると、トラウマを生じさせるだけになってしまうという時代です。
都市化し科学技術が進歩していくと、どうしても母子の愛着は薄くなりやすく、回避的な対人関係が増加していきます。
その結果、イライラなどの否定的な感情を他者にぶつけると、双方の関係が悪循環に至りやすいのです。
『怒りの感情』の裏にある本当の素直な感情に気づいて、そこと素直に向き合うと、身近な対人関係は好転しやすいと思います。