2022年3月23日水曜日

問題指向より解決指向!

僕が人生でもっとも「問題指向」になったのは、2浪した後に大学に落ちた時です。
落ち込んで寝込んでいるとき、その時は、本当に死んでしまいたいとまで思い詰めていました。

その寝込んでいた時に、
「こんな家(作田家は、特にこれまで学歴などとは無縁の家ということでしょうか?)から、豊中高校(僕のエリアでは、まあまあの進学校です。)に入って、すごく親としてもうれしかった。これまでも、やすあきが家族をたくさん喜ばせてくれてユーモアがあって楽しませてくれた。・・・」
と母は泣きながら、僕に対して「このままのあなたでいいし、存在そのものがOK!」という感じを伝えたかったんだと思います。

その後、何か僕の心の中がポカポカしていったのを覚えています。
さらに数日経過して落ち込むのも飽きてきて、自転車で1泊2日で1人旅をして、帰ってきてから3浪目の準備をして予備校に通って1年後にやっと大学に合格できました。

これが僕にとって母から受けた人生で一番重要なカウンセリングだったと思います。
問題ばかりに埋め尽くされていた自分に、自分のいいところに焦点を当てて母からそこを褒め続けてもらう。
(心理学的には、コンプリメントシャワーという感じ。)
 ⇒ その結果、自分自身が今の自分の短所から長所に目が行くようになる。
  (問題への焦点化から、解決への焦点化へのシフトチェンジ!)
  ⇒ 自分の解決像が明確になり、それに向けて日々を淡々と送れるようになりました。

「問題指向よりも解決指向!」この転換点の経験がなければ僕は精神科医となったり、こうした今のような治療者のスタンスにはなっていないと思います。
なので、この2浪時の挫折も財産なんです。

挫折、あざ~す!
もちろん、できたら受験で落ちたくないですけどね。