診療のやりとりの中で、お母さん自身が『最近、余裕がなくて子どもに当たってしまいます』と吐露されることがあり、僕は、お母さんに対して『気持ちが落ち着いた時でいいから、お子さんに「ごめん、さっきは言い過ぎた」「イライラして、つい叱り過ぎちゃった。ごめんね」と謝ったらいいですよ』と伝える時があります。
児童期以降のお子さんにとって、母から叱責されて自分を否定されたショックは、母から八つ当たりだったと謝ってもらうことで楽になります。
お子さんにとっても『お母さんだって人間なんだから』という認識も持てるようになるので、お母さんは『怒り過ぎたかな?!』と思ったら謝ることが大切です。
その上で、お母さん自身もリフレッシュ休暇を取るようにしてください。
ただどうしても育児や家事は、意識して休むということを共有していないとちゃんと休めない部分がありますから、家族全体(社会全体でもあります)でサポートしてあげて欲しいのです。
お子さんへの八つ当たりが結構強まってきたら、お母さんが疲れてきている証拠です。
是非、お母さんのリフレッシュ休暇を支援していきましょう。