2021年8月25日水曜日

悔しい気持ちの重要性

 新型コロナウイルスの影響により、史上初の1年延期となった第32回夏季オリンピック東京大会でしたが、もちろん開催国である日本をはじめ、あらゆる意味で世界中で色々な思いのあった大会だったのは想像に難くないかと思います。
また、今大会に出場する選手や、1年の延期により出場に至らなかった選手や選手をサポートしている方々の思いは、計り知れません。

オリンピック選手の方々の印象に残る言葉は、
「悔しい気持ちをずっと忘れないように持ち続けていた。それが良い結果に繋がった」
という内容のものでした。

僕の好きなイチロー選手も、4,000本安打の時の記者会見で
「4,000本安打には、僕の場合、8,000回以上悔しい思いをしている。その悔しさと常に向き合ってきた事実は誇れると思いますね」
と、よく似た内容のコメントをされていました。

僕自身は間違いなく、もっと低いレベルであることは、自覚しています。
でも僕自身の原動力も、診療で感じている日々の「無力感」や「悔しさ」です。
そこを自分なりの向き合い方をして、指導を受けて研鑽を続けていきたい。
そう思わせてくれたオリンピックでした。