2021年6月2日水曜日

しんどい時にする自分への評価法は減点法より加点法!

患者さん自身がしんどい状態にも関わらず、減点法で自己評価している傾向が強いな~、と診察場面で感じることがあります。

心が弱っている状態の時に『自分自身のどこができていないのか?』『どこがダメなのか?』をメインな視点で自分自身をみていく習慣がついていくと、自分を否定してばかりになりやすいし、自分自身の周囲の人に対しても、そうした減点法での評価をしてしまいやすくなります。

そうなると、自分にも周囲の人にもダメだしが増えて、双方でしんどくなるという悪循環が生じます。

そこで反転して、自分や周囲の人にも思い切り設定を下げてみると『自分自身や相手のできているところ』や『頑張っているところ』に目が向くようになり、自分を褒めれるようになったり、周囲の人を褒めたり、認めたりしやすくなります。
このように加点法で見ることで、一歩一歩着実に前進しやすくなります。

減点法で自分自身を見て、苦しんではいませんか?
『自分自身をどのように見ているかな?』今日1日を振り返ってみてください。
加点法で見れるようになると『ここができているなら、こうしてみようかな?』と得意を活かした工夫ができるようになっていきやすいです。
しんどい時、病んでいる時は、加点法にしてください。
反対に、自分自身の主体性、健全性が高まってきたら、成長していくために減点法が有効となります。
元気な時、もっと成長していきたい、その目標が明確な時には、減点法が有効だと思います。

お笑いタレントの明石家さんまさんが「生きているだけで丸儲け!」だと言ってくれてますよね。
息している、心臓を動かせている自分をまずは褒めて認めていく。
何をするにも、まずはそこからです。