相手に分かって欲しいと思って一生懸命伝えようとしても、相手は全然分かってくれないと感じてイライラすることは誰もが経験することだろうと思います。
医者と患者さんとの診察場面でも、そういったことがあります。
相手を理解しようとする上で、どこまでいっても結局のところ自分の人生で経験したことや自分の「ものの見方」でしか相手を理解できないということです。
支援者側である医師として心得ておく必要があるのは、結構、患者さんの苦しみやつらさをあまり理解できていない、又は、患者さんが期待する理解度より医師や支援者である側は、かなり下回っているということを知っておく必要性を感じました。
だからこそ、僕は謙虚に日々の診療をしていく姿勢がより重要だなと思いました。
「支持的」という言葉、支えて持つ関わりというのは、自分が思っているよりもより深く難しいことにチャレンジしているんだな~と感じています。
限られた診察という枠組みではあるけども、もっと謙虚に、もっと能動的に患者さんのことを理解していきたいと思います。