これまでのブログでも何度か話していますが、僕は「作田整骨院」の息子です。
僕が子どもの頃の父は、指圧マッサージをしていたせいか、父の親指は、ゴツゴツして変形していて、指紋はありませんでした。
父はいつも「仕事はきついわ~、60歳頃になったら辞めたいわ~」と、半分冗談で親戚とかに話していたのを覚えています。
僕は、父と性格的に似ていて「60歳頃を目途にやめたいわ~」と同じように話している姿が、同じ年齢だった父の発言と自分の今と重なります。
父は実際、60歳で大病を患い、作田整骨院の院長職を退職しました。
その後、数か月の闘病生活で病気は治癒し、なかなかできなかった旅行や遊びなどを、老後生活として数か月間楽しもうとしました。
しかし、まもなく、ひどく深刻な表情で「しんどい~、ひまや~」と、父は話しだしました。
その後、家族で話し合って、家の和室の一室を少し改装して、再び、作田整骨院を再開することになりました。
それから、15年が経過し、父は75歳となった現在も、実家の和室で、作田整骨院を細々とですが続けています。
父曰く、仕事はしんどかったけど、ひまの方が仕事以上にしんどかった、とのことです。
僕も父も、ADHD傾向で、落ち着きがありません。
「忙しい、大変や~と言っている時が、実は、人生が充実している時やで。」と父が話していました。
仕事でも生活でも、色々忙しい、苦しい~と感じられているのは、充実している証拠だと思って、日々を送ることにしておきます。