2020年10月8日木曜日

1日の診察が終わって思うこと

毎朝、僕は診療が始まる前は、ものすごい予期不安で一杯になります。
 

『今日一日、患者さんに少しでも治療的に関われるだろうか?』
また、『患者さんの待ち時間が長時間発生しないように、今日も1日、円滑にクリニックが運営出来るだろうか?』
と、色々な想いを胸に日々診療しています。

理想は、その日1日、及第点でもいいので、全ての患者さんに治療的に関わって診療を終わりたいと思っています。

しかし、残念ながら非治療的な関わりになって診療が終わってしまうこともあります。
そうなると、診療が終わってから、患者さんがしんどい中で、当院の治療にせっかく来てくれたのに期待に応えれなかったことが残念で仕方ない気持ちでいっぱいになります。

そこで思い出す言葉が、イチロー選手が日米通算で4千本安打を達成した際の記者会見で言った言葉です。
「4000本のヒットを打つために、8000回以上の悔しい思いを僕はしてきている。その中で、常に自分なりに向き合ってきたという事実がある。誇れるとしたらそこではないかと思う。」
という言葉です。

この言葉を胸に、これからも自分が少しでもより良い診療ができるように、前を向いて自分なりに向き合い続けていきたいと思います。