2020年9月10日木曜日

人が幸せになる方法について

皆様、いかがお過ごしでしょうか?
僕は軽く病み気味ですが、でもひそかに『幸せになりたい!』と日々願っています。

そんな僕なので『幸せになるためにはどうしたらいいかな?』と考えてみました。

・まず、自分自身を大切にする。
・その次に、自分の家族や自分にとって近しい人を大切にする。
・そのさらに辺縁の人を大切にする。


この循環が「幸福」に近づくのだろうと思います。

幸福のために必要なものの基盤に、もちろん心身の健康、お金、家とか車とか物質的な豊かさとかもありますが、でも極論 、やっぱり人は「人間関係で病み」「人間関係で幸福になれる」部分が大きい気がします。
その基点は必ず自分にあることを、常に意識しておきたいと思います。

他者は自分の心の鏡であることが多いことは、精神科医として実感しています。
仮に、こちらが相手を嫌うと、向こうは自分にとって嫌な人として自分に作用してくるし、逆に、自分の方が相手をゆるせたりしたら、相手も自分をゆるしてくれることが多いと感じています。

2017年に105歳で亡くなられた聖路加国際病院の日野原重明・名誉院長が、当時100歳を超えていながらも講演でずっと立ちながら熱弁していた話しを紹介させてください。
日野原先生は、人の人生で一番大事なことは「ゆるすこと」ですと訴えていて、当時100歳を超えてなお現役であった生き方上手の先生が言うんだから物凄く説得力がありました。

日野原先生は「人は自分をゆるし、他者をゆるすことが、何よりも大切なことであり、尊いことなんです!ゆるすことが世界から戦争をなくし、平和な世の中にするための唯一の手段なんです。そのことを、誰よりも知っているのが我々医療者であるはずです!」と続けて熱く語られました。

正直、僕はちょっとしたことで、すぐに人に対してイライラしてしまいます。
その度に、この言葉を思い出して自分から日々謝っているつもりです。
でも先日「いつも、絶体、謝らんな!自分!」と妻に指導を受けました。
いかに自分自身できていないか?を反省させられる日々です…(苦笑)