2020年6月4日木曜日

僕の人生で一番大事なのはゲーム性です!

現在、クリニックの診療において、色々な取り組みを行っています。
たとえば、僕自身の診療の向上を図るために、診療時間を今年の2月から少し減らして、僕自身の学びの時間を増やしたり、クリニックの関係機関との連携強化を行っています。
こうしたことのモチベーションは、どっから来るのか?を自分なりに改めて考えてみました。

一つのキーワードとして、僕自身、ADHD(不注意、多動性、衝動性)傾向があり、現在も自分の中には、児童・思春期の心性が依然としてあります。
そのため、自分の行動を突き動かすものは、信念とか、正義感といったものではありません。
誤解を恐れずにいうなら「ゲーム性」だと思っています。
つまり、自分の行動指針は、それが面白いのか?などといった部分が判断基準になっており、自分がしたい!と思ったことを、主体的に楽しんでいきたい!という思いがモチベーションになってます。
そのためだったら、お金はそこまで稼げなくてもいいし、多少なら苦しくても頑張れます。 

この「ゲーム性」ということが、自分にとって、かなり大事なことだと最近気づきました。
ここからも誤解を招く表現の仕方かもしれませんが、あえて表現をするなら、例えば、精神科の治療で「精神療法」「認知行動療法」「家族療法」などたくさんの「〇〇療法」があります。
この「療法」という言葉を「ゲーム」と、置き換えて解釈した場合、患者さんとゲーム的なやりとりをして、段々、精神的な悩みが軽くなっていくものだと考えています。
実際に、原則として子供を対象にですが、遊びを主なコミュニケーション手段、および表現手段として行われている、プレイセラピー(遊戯療法)という心理療法もあります。

ちなみに、僕は、基本的に人に指図されるのが大嫌いです。
どんなに偉い人に言われても、僕の心は常に自由で、誰からも束縛されたくない!という心性があるのかもしれません。
そうした「指示」や「命令」には、反発するか、黙るなどの抵抗をしてしまいます。
こうして、人からの指示や命令により、勉強をしたり、働いたりしても、主体性が奪われている状態ですから、僕は、すぐにしんどくなってしまいます。
なにしろ「ゲーム性」では、主体性が何よりも 一番大事だと思っています。
親の「勉強しろ!」という命令により、子供がそれに従い勉強したとしても、そんなに成績が伸びない理由の正体も、そこにあるのではないでしょうか。

僕はこれからも、自分が何をしたいか?何をしたら楽しいか?と自問自答し、主体的に行動し、その結果、自分や家族、その周囲の人たちが幸せになっていってくれたらいいな、とは思っています。