人の脳は、生存するために設計されているようです。そのため、幸せになるようには、本能的には設計されていない。だからこそ、夢では、悪夢の方が、記憶している確率が高いのです。楽しい夢は、生存にそこまで有用ではないからです。トラウマ記憶だって、同じようなことが、起きないように、起きたら回避できるようにと覚えている。僕は、人生を終える際に、自己満足して、しゃーない、自分なりに人生を楽しんだ、知らんけど~。という感じで人生のエンディングを迎えたいなと思います。そのためには、自己満足できるように、主体的に、自分のやりたいことを実践していきたい。その上で、社会が、平和であってほしいと願っています。不必要性に他者を攻撃しない社会です。つまり、共生社会の実現です。共生社会とは、本田秀夫先生(児童精神科医)は、「相性が最悪の人たちとも同じ社会で暮らすこと」と定義しています。
共生社会の実現のためには、すべての人に対して
・多様な視点があることを知る
・異なる立場の人に不要な攻撃をしない
・自分の視点を他者に強要しない社会的弱者を守るため
・法律で対応(合理的配慮)が必要だと本田秀夫先生は、説いています。
これを自分自身に対して、投げかけている言葉は、「わかりあえると思うな、このやろう~」です。どうしても、身近な人に、「なんで、わからへんねん~」と自分の考えを押し付けようとする心性が働くときがあります。40歳を過ぎて、そういう心性が働いたら、体が、マナーモードみたいにブルブルしてきて、「わかりあえると思うな、このやろう~」と自分に突っ込みが入る機能が、ついたのです。そして、自宅を飛び出して、近所のスーパー銭湯に入って、サウナに入って、水風呂で「また分かり合えると思ってしまった~」と涙が出るのです。そうです、これが、僕の共生社会です。誰かを、べきべきで押し付けない。そうしたら、お互いの心に抑圧をかけないですむ。そのうえで、自分の人生を、主体的に楽しむことを大切にする。これが、共生社会を土台にした、自己満足を目指して、自分の心が幸せになって、自分の身近な人が幸せになる。この循環を目指したいと思っています。
決して、自分を抑圧したり、自分の身近な人を抑圧して獲得した幸福感は、持続しませんので、健康的な幸福を実現していきたいですね。