ディズニーやグリム童話で有名な「白雪姫」は、継母が、美への執着があり、自分より美しい白雪姫への脅威や嫉妬を感じ、継母は変装して、毒林檎を白雪姫に食べさせて毒殺を試みました。しかし、運よくイケメンの王子様が、通りかかって、白雪姫の美しさに一目ぼれして、自分の城に連れていく途中で、毒林檎が、体外から除去され、復活するという話。
その後、グリム童話では、王子がその継母を捕まえて、生きたまま燃やすという結末でした。ということは、白雪姫の復讐劇だと捉えることができますよね。白雪姫が、自分を殺そうとした継母を恨み、王子に殺害させたということになります。
そこからが、精神科医としての妄想ですが、白雪姫が、継母の魔法の鏡を相続し、自分より美しい人をみつけては、殺害していくという殺人鬼と化していく。継母が自分を殺そうとしたように、自分も、自分より美しい人を妬んで脅威を感じて殺そうとして、継母の運命と同じ話になるということではないか?と思うのです。愛着の連鎖というか。
そのストーリーを崩すためには、白雪姫の幼少期に、精神科医である僕が、タイムリープして、自分よりきれいな人がいて、夫の心が自分から離れてしまうのではないかという不安の原点の喪失感に寄り添ってサポートしたり、そもそも外見だけでなく、本人自身の良い所を認めてもらえたりする経験を積んだりしていって、白雪姫が、自分自身をありのままで生きていていいのだと受容できることが重要になります。
その結果、自分より優れている人や綺麗な人が出現しても、不安を軽減できる支援をして、誰かを殺すことを防げたという映画をディズニーに作ってもらえないか?やっぱり、電話してみます~。(嘘ですけど)
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