今回のブログは、下記書籍の内容で、すごく印象に残った一説を自分なりの解釈を入れつつ述べたいと思います。
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「自分の心」をしっかり守る方法
加藤諦三 著、三笠書房
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自分が自分であろうとすることが人生最大の使命。
それこそが、同時に生きている苦しみから解放される方法である。
自分が自分らしく生きていくことにOKを自分で出せれば、人から気に入られたいという、とらわれの感情から解放されていく。
自分を大切にする人にしか、本当の意味で他人を大切にすることはできない。
人は自分を受け入れる程度にしか、他人を受け入れられない。
自分を愛する大きさでしか、結局は他人を愛することはできない。
これが、心理学者シーベリーの指摘する健康的利己主義です。(世間のいう自己中心性ではなく。)
「あなたがよければ私はそれでいいの」というようなことをいう人は、神経症的非利己主義である。
そこには、隠された憎しみがある。
だから、そういった人の身近な親子関係や男女関係はおかしくなっていく。
神経症的非利己主義の最大の問題は、生きるエネルギーを徐々に失っていく。
努力しても消耗するだけ。
根っこは利己主義者なのに無理して非利己主義者のように振る舞うから疲れる。
心の底では憎しみが生まれる。
そこには愛がない、常に相手から見返りを求めている。
しかし、求めたものは返ってこない。
悔しさを常に抱えてしまうことになる。
まわりの気持ちで、自分の人生の苦しみをとりのぞいてもらおうというスタンスになる。
相手が罪悪感を抱いて、自分に対して優しくなってくれるのをただ待っている。
これではむしろ本人の身近な人はあなたから去っていってしまう。
だからこそ、あなたらしさを理解し、あなたらしく生きていくことを応援したい、それが僕の今の気持ちです。