2022年2月9日水曜日

イライラと向き合うこと

大谷翔平選手が、昨年の大リーグの試合で納得いかない判定を審判にされて、自分自身がイライラしたのを感じて「自分はまだまだだな」と反省したというエピソードがありました。
大谷選手のように自分の心の中にあるイライラを感じて、そのイライラを自分で処理できるようになることが、対人関係をよくする上で最も大切なことだと思います。

例えば、若いカップルがデートの待ち合わせをしていて、彼女が待ち合わせの時間になってもなかなか来ず、彼氏がずいぶん長い時間待ちぼうけをくわされていたとします。
ようやく遅れてきた彼女に対して、彼氏が「遅いやん、何しててん!」と怒鳴ったことがきっかけで、彼女と口論になりました。

もしここで、彼氏が怒鳴らずに大谷選手のように自分の心のイライラを処理して、さらに相手に対して素直に「寂しかった」「最近、僕と会うことを前みたいに楽しみにしてないんじゃないか?と不安になった」と気持ちを伝えることが出来れば、もしかすると、彼女も「寂しい気持ちや不安な気持ちにさせてごめんなさい。」と素直にいえたかもしれません。

イライラを相手にぶつけることが、最も対人関係を悪くさせることもあります。
そのイライラを大谷選手のように処理できるようになると、多くの対人関係は良好になり、その積み重ねが世界平和にも繋がっていくと思います。