2019年7月11日木曜日

『弱さをさらけだす勇気』という本

先日、2020年 東京オリンピックのチケット抽選が何かとメディアに取り上げられていましたが、日本でのオリンピック開催もいよいよ来年、約1年後となりました。
国際スポーツ大会の解説や応援といえば、やはり、元プロテニス選手でテニス指導者でもある、松岡修造さんですよね。(笑)

僕は、松岡修造さんが好きです。 
今回のブログタイトルになっている本の著者でもあります。
何となく、勝手に自分とシンパシーを感じている部分があります。

それはどこかというと、自分の中に気弱な自分や不器用で硬い自分がいること、それを基点にして外に向かっていくエネルギーに変換しているところ。
後は、純粋なところ、暑苦しいところなどなど、何かシンパシーを感じるんです。
松岡修造さんの言葉は、非常に暑くてユーモアがあり、でもストレートに僕の心に突き刺さります。

ブログのタイトルにしているので、この本について少し触れたいと思いましたが、個人的感想としては、この本については題名が全てだと思っています。
自分の中にある弱さを怖がらずにさらけだし、自分なりに向き合うことで、人として成長していくことが、人生で最も重要なことのように思います。

僕も、日々自分の心の弱さとぶつかっていますし、隠すことに無駄なエネルギーを浪費しているな~、と思うこともよくあります。

当院に通院されている小学性の患者さんに、発達障害や知的障害などの理由から、 医師の立場として、支援学級の利用を勧めることがあります。
多くの場合は、本人からすれば、最初、こうした診断が出たことのショックや、支援学級を利用することで「他児からどうみられるのか?」「いじめられないか?」といったことで、支援学級を利用することをひたすら拒否されることもあります。
しかし、数ヵ月通院していく中で、そうした不安が少しずつ取り除かれて、自分の中の弱さや不安と向き合って、支援学級の利用を自ら選択するようになっていかれることがよくあります。
僕は、「本当に勇気があるな!偉いね!」と思います。
誰しも、自分の中で隠しておきたいことってあると思いますが、その自分の弱さという殻を破って、支援を受けることを、自分の中で受容できるようになることが、その人の本当の強さだと思うからです。

-〈一部引用〉-----------------
弱さは見せていいんです。
むしろ、さらけ出してしまった方がいい。
そんな弱さがあるからこそ、乗り越えたとき、僕たちは強くなれる。
そう松岡修造は確信しています!
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だそうです。
もちろん、同じく僕も確信しています!