2019年5月16日木曜日

人に伝える際に、伝える側が大事にしておくべきこと

今の時代、子どもらに対して「こうしたら?」だけだと、なかなか伝わらず、どうしても行動してもらえません。

これは、診察場面や子育てなどを通じて僕が実感していることです。
正直なところ「動いてもらいにくいな~」というのを毎度、痛感しています。

ではそのようなとき、どうしているのか?
まずは彼らのニーズや目標などを明確にし、それを共有していく作業が必要で、多くの場合、それを優先して行っています。
例えば
「なんのために自分は頑張らなくてはいけないのか?」
「頑張ることで、何が得られるのか?」
という具合に、明確にした目標に向かうことで〈変わりたい〉という本人の欲求や気持ちが揺さぶられる必要があります。

それがない状態で「こうしたらどう?」では、なかなか動いてもらえません。
また、相手とこちらの関係が「まぁまぁ、こいつの話なら聞いてみようかな?」と、ちゃんと思ってもらえていないと、やっぱり動いてはくれないです。

共有することや関係性ができていない場合では、どんなに正しい言葉でも相手の耳には届かず、むなしくこぼれ落ちてしまいます。
逆に信頼関係があれば、いつか届くはずだと思います。

だからこそ、日々、誠実に人と向き合っていくしかないと思う日々です。