誰にだって過去の「あの 一言(ひとこと) があったから頑張れた」という言葉や経験はきっと存在すると思います。
僕の場合はといいますと、大阪の公立高校出身で高3の頃の成績は学年で最下位のレベルでした。
にもかかわらず、担任の先生と親との進路懇談の際に、僕は担任の先生に医学部に行きたいことを初めて相談しました。
もちろんのことながら、担任の先生からは即答で「無理です」と言われ、医学部への進学がいかに難関であるのかということが伝えられました。
その懇談は非常に空気が重くなる感じで進んでいき、その終盤に重苦しくなった空気を断ち切るように、担任の先生から「作田くんは人一倍生命力があるから、どこでも、どうなっても生きていける気がするわ~」と、僕の良いところを絞り出すように褒め言葉をかけてくださり面談が終了しました。
僕はその後、3年間の浪人生活を経て医学部に何とか入学できました。
苦しい浪人生活で何度か諦めそうな時もありましたが、その言葉がどこかで支えになっていました。
その後も、現在に至るまで「どんな状況でも、僕は生きていける!」 この言葉が自分を支えてくれたことは想像に難くないと思います。
人に褒められた言葉は、長期に渡って支えになるものですね。
たった一言(ひとこと)ですが、振り返ると改めて本当にそう思えます。
今も時々その言葉が自分の中で蘇り「大丈夫、どうなっても生きていける!」と自然と前を向いて、また頑張ろうと思えます。
「たとえ、どうなろうとも生きていける気がする!」