2018年11月15日木曜日

心から謝るということ

今回のブログも引き続き、『エックハルト・トールの「子育て」の魔法:あなたが気づけば、子供は変わる!』の内容を、僕自身の感想も含めご紹介したいと思います。
〈エックハルト・トールの「子育て」の魔法:あなたが気づけば、子供は変わる! スーザン・スティフェルマン著、徳間書店、1800円(税別)〉

後述していますが、当内容は僕自身非常に勉強になっており、もしよければこのブログを読んでくださっているみなさんと共有できればと思っています。
 昨今、今回のタイトルにもなっている 「心から謝るということ」は、 実は大人になればなるほど難しいことなのかもしれません。

謝罪は心のこもったものでなくてはいけません。
誰かの感情を傷つけたり怪我をさせたりした子どもに、無理やり「ごめんなさい」と言わせることにあまり意味はありません。
謝る前に、心から後悔の気持ちを感じることが大切です。後悔は、自分の間違いを恥じる気持ちからは生まれません。
親が子供の過ちを恥ずかしいことと決めつければ、子どもの心に自分を守ろうとする力が働き、間違いを認めさせることがいっそう難しくなります。
子どもが相手の傷ついた心に触れ、自分の思いやりのない行動が与えた影響について優しく導かないといけません。
そうしてはじめて、子どもは本心から「ごめんなさい」が言えたり、謝罪の気持ちを態度で伝えられるようになります。

謝罪には4つの段階があります。
  1. 「ごめんなさい」と心から言い、言い訳をしないこと。言い訳をすると、自分のしたことを正当化して擁護していると思われるかもしれません。
  2. 「あなたは~と思ったでしょうね」と相手の立場に立ち、共感と気遣いを示します。
  3. 「これからは・・・」という言い方で、自分の行動を改善する意思を伝え、相手を傷つけた行動を繰り返したくないという意思をはっきり示します。
  4. 「私に何かしてほしいことはある?」あなたのことを許し気持ちを切り替える妨げになっていることがあれば、何でも伝えてもらうよう相手を促します。

これら4つの段階を踏んだ謝罪は、僕自身の個人としても、親としても実際にはできていません。
子育てを通して親である我々も自分の弱点と向き合い、行動に責任を持ち、プライドやエゴを振りかざすのをやめる大切さを知ります。
そうして初めて自分の行動に責任をとり、"正直に生きることの大切さ” を知る子どもを育てることが出来るようになっていくはずです。


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