2018年1月18日木曜日

支えるということ

前回に引き続き、川崎医大の青木先生の著書の一節をご紹介したいと思います。

支持的精神療法とは、「その人の生き方・考え方を変えようとするのではなく、今、一生懸命に生きている、その人を支えるもの」と述べられています。

---------- 下記 一部引用 ----------
「それは大変でしたね」と誰かに自分の苦しみを分かってもらえた経験を通して、人は支えられるものである。
そして、支持されることによって気持ちにゆとりができると、少し生き方、考え方を変えようという気持ちも出てくる。
患者さんの中には、「これでよい」と誰かに肯定してもらうことで、初めて自分を肯定できる人が少なからずいる。
自己肯定は、そんなに容易ではないし、自己肯定ができず迷い悩むのが人間というものではないでしょうか。
そもそも自己肯定は、自分でするものではなく、他者に肯定されることによって初めて可能になるのではないか。
もちろん、他者からの評価に振り回されている人もいるので容易ではないが、迷い悩みながら次第に自己肯定感というものを感じられるようになってほしいと思う。

引用元:心理療法における支持 青木 省三 (著)、塚本 千秋 (著)
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この内容すべて感銘したので、このまま引用して終了します。