僕は、2浪目でも大学受験が失敗に終わり、ず~と自宅で、来る日も来る日も寝込んでいました。「俺の人生は終わった。もう死んだ方がいい人間なんだ~。」と、心の中でも、実際上でも何回も叫んでいました。それに家族以外の人間関係は、自ら断ってしまって孤立していました。すごく自暴自棄になっていて、荒れて、自宅の家の壁や箪笥(たんす)も殴って破壊しています。まさに、激越化したうつ状態だったのでしょう。 でも、僕は、親に、この苦しみに寄り添って欲しかったのだろうと思います。甘えの心性そのものだと思います。
その後、ず~と寝込んでいる状態の僕に、母は、一生懸命に、かつ、一方的に、僕がこれまで生きてきて頑張ってきたことや存在そのものが大事だと、要するに「お母さんは、あなたのことが大好きだ~」と叫んでくれて、母は、仕事に出勤していきました。僕は、臥床した状態で聞いていて、涙が止まりませんでした。
これが、僕の人生で受けた最大のカウンセリングだったと思います。自分の胸の奥にある心の部分が温かくなった感覚に包まれたのを覚えています。そこから、少しずつ元気を取り戻していきましたが、これ以上、家族といると、家族を傷つけてしまうような感覚もあったし、1人旅に出たいという気持ちが湧く元気は出てきたので、家出的に、自転車の旅に出ました。
結果的に、つらさを、身近な人に分かってもらいたいという気持ちを、直接、大切な人にぶつけてしまうのは、相手からしたら、身の危険を感じることすらあります。双方が大事だから、安全重視のためには、距離をあけることが大事なこともあります。そこは共有しておきたいと思います。
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