2025年1月29日水曜日

初めての同窓会

  先日、大学を卒業して18年経過して初めて同窓会がありました。40人近く集まっていて、バリバリ働いている人から、パート的に働いている人まで様々でしたが、みんな医師として、人生を迷いながらも手探りで歩んできた様子を感じ取れて、自分自身も同じように生きてきたので、」「なんかみんな一緒やねんな~」とほっとした気持ちになりました。

 僕は大学卒業したのが27歳で、今は46歳なんですけど。それぞれ白髪や皺が出てきたり、ちょっと体重増加をお互いに感じますけど、同級生たちの印象は全然変わりませんでした。医大生の頃のように、このまま、このメンバーで病院の実習に行けるような気持ちになりました。懐かしくて、何かほっとしました。3浪して医大生となり、成績も振るわなくてコンプレックスたくさんの僕でしたが、皆、悪戦苦闘して、それでも借金を返さなあかんとか、仕事と家庭の両立が大変だとか、医局という制度の問題とか・・・。

 みんな、各々に、悩みや苦しみを抱えつつも、生きてくれている。僕だけじゃないんだと。それに、みんな、素直にそうしたことを表現している姿をみて、同級生らが、等身大で生きてくれているように感じられて、ホッ、としました。また数年後に、同窓会でお互いの生存確認をしたいなと思います。

2025年1月22日水曜日

身近な人間関係の悪循環の乗り越え方について

  当院は、対人関係への意識が高い系のクリニックなため、夫婦関係とか親子関係を意識して診療していると、治療当初は、そうした関係に対して、過剰適応的に苦笑いをうかべながら「別に何もないです。大丈夫です。」と話されたりされることがあります。しかし、治療が進んでいくと、これまでの身近な対人関係の中での苦しみを涙して話される。そこから、これまでの、夫に対しての、子どもに対しての怒り、不満を話される。従来のカウンセリングだと、そうした怒りや不満を十分に傾聴することで、改善していくといった考え方もありましたが、実際はそうではないように感じることの方が多いです。それは、本人が、そうした怒りやこれまでの不満を、そうした愛着対象者に対する思いを話していく中で、何が正しいとか、間違っているとかの方向にフォーカスしていくと、そうした怒りからの悪循環から抜け出しにくくなっていくのです。「正しいとか、間違っているといった方向ではなく、ギャグになっていくことが治療的なんです。」

 相手に対して、「あいつは、どうしようもないな~」「人として、終わっているな~」「でも、まあ、自分の親やし、しょうがないやっちゃな~」と苦笑いしつつも、どこかで受容している。そうする経過の中で、自分の中にある怒り、もっと言えば、その怒りの後ろにある寂しさとかも受容できるようになる。これが、身近な対人関係の目標になると思います。それに、親を非難したり、縁を切るというのは、回りまわって、自分を否定しているのと同じだから、心理的な自己免疫疾患みたいなもんです。自分を攻撃して、自分を弱らせるようなもんです。

 身近な対人関係を許せたり、または、自分自身を許せたりできるようになることは、「人生をかけて取り組む価値がある」と、日野原重明先生(「生き方上手」などの著者で、聖路加国際病院の名誉院長、現役の医師のまま105歳で逝去)が、100歳過ぎての講演会で、まさに仁王立ちしながら話していたことを僕は思い出します。

 チャップリンの名言で「人生は、ショートカットでみると悲劇だが、ロングカットでみると喜劇」という言葉を遺したのにも通じます。いつか、身近な愛着対象者である人に対して、そうやってギャグ的になれるようにサポートすることは、僕の人生をかけてやる価値のあることじゃないかと思って、頑張ります!

2025年1月15日水曜日

るろうに剣心で、師匠、比古清十郎が、剣心に伝えた言葉

  るろうに剣心という漫画で、主人公の剣心の師匠で、最強の剣の達人、比古清十郎が、「酒の肴は、秋は月見酒、冬は雪見酒・・・、そうした季節を感じながらでも、酒がうまいと感じれないのは、己の心が病んでいる証拠だ」と弟子の剣心に説きます。比古清十郎の達観し、俯瞰した視座がいいですね~。

 僕も、日々の生活で、ゆっくりとした時間を持ち、自然を感じて、生きていることを実感し、生きていることの恵みを享受し、生きていることそのものを受容する。そうした日々を、ちゃんと味わえているかを、考えるようになりました。比古清十郎(映画では、福山雅治さま~)ありがとうございます!

2025年1月8日水曜日

ドジャースの強さ

  僕は、大谷翔平選手のファンなので、1年間ドジャースを応援してきました。ドジャースは、年間の試合を通じて、多くのけが人がでました。きっと年々大リーグも、人体の限界に選手たちは挑んでいるため、怪我が多いのでしょう。その分、バックアップできる選手をフロントも補強して最高の結果である世界一という称号を得ています。同時に、怪我を抱えた選手は、チームのために、自分のために、できることを全力で取り組み試合で頑張っている姿をみて感動しました。

 現実生活に戻って、僕は当院の院長で経営者なので、当院のスタッフの誰かに無理がいきすぎないように、バックアップできる体制をつくって、スタッフが、永く健康的に働けるように労働環境を整備していきたいと思っています。僕自身としては、心身の健康を守って、精神科医として働ける限り頑張っていきたいと思っています。

2025年1月1日水曜日

新年あけましておめでとうございます

  新年あけましておめでとうございます。僕、個人としてもR711日で、46歳になりました。自分自身の中では、知力、体力、気力、まあまあいけている感じです。今年も、変わらず診療を大事にしていきたいと思いつつ、地域セミナーや学会での発表もしていきたいと思っています。子ども達も受験生なので、そのサポートもしていきたいですし、その受験が終わったら、家族で久しぶりに旅行に行けたらと思っています。両親のおかげで、医師になれているので、親孝行もしたいです。どれも、したいことばかりです。やるべきこと、というよりも、やりたいと思っていることに取り組めることは幸せです。今年もよろしくお願いします!