2024年2月14日水曜日

いやんばいすの方言

 大河ドラマ「青天(せいてん)を衝(つ)け」で、「いやんばいす、いやんばいす~」という方言が耳に残っています。武州弁で、こんにちは~という意味で使われます。

いやんばい=いい塩梅(あんばい)という意味が入っています。

「いい塩梅」とか「ほどほど」「ぼちぼち」で日々を過ごすことがいいですね。それを挨拶に取り入れているのがいい。いい塩梅、つまり、自分に必要なものはさっと取り入れ、必要がない物は上手に捨てる。嫌な過去は忘れて、名誉や欲は手放して、苦しい人間関係からはサラリと離れる。ずっと抱えている悲しみや執着は手放して、良かったことも、適度に忘れる。

そうすると、自分が今したいこと、今感じていること、自分の「今」が浮かび上がってくる。自分で、できることはやるけど、できないことは人を頼って、誰かが困っていたら自分にできる範囲内で手伝う。人間関係の「ほどよきところ」を見つけて、生きやすい暮らしを見つけていく。さっぱりとした「いい塩梅」で生きましょう。いやんばいす、いやんばいす!