精神科、児童精神科領域において、また、地域でクリニックとして診療している医師の重要な仕事として、精神保健福祉手帳などを含めた各種の診断書の書類の記載があります。
整形外科領域だったら、骨折したら、わかりやすくギブスを巻いて松葉杖をついて歩く。
そうなっている人に対して、誰も全力で走れ!さぼるな!って言わないですよね。
でも精神科領域は、なかなか目に見えないわかりにくい領域ですよね。
だからこそ、精神科領域では診断書や手帳などを、周囲の人に理解をしてもらいやすくなるようにと、詳細に、かつ迅速に書くようにしています。
その結果、本人の心の怪我のギブスの代わりになるようにと願っています。
なるべく心の骨折をしている人に、努力不足だと傷つけたり傷つけられたりしないようにと願って書類を作成しています。