たまに先輩の精神科医とお会いして僕自身の子育てなどを指導してもらっており、その際のミニレクチャーをこの場でまとめておきます。
『子育ての正解は、その子が大人になって人生を終える瞬間に「あ~、生きてきて良かったな~」と満足して死ねることだ。つまり、基本、親は先に死んでいるから、親自身はその子の子育ての正解はわからないまま人生を終えることになる。だからこそ親が、その子がその子らしく生きていける一番の味方になってあげるスタンスが大事だよ』
と指導されました。
その先輩医師自身は親に怒られて、今でいう教育虐待を受けて医師になったそうです。
確かに、先輩は医師となり社会的には成功しているように見えるかもしれませんが、実際の先輩自身の気持ちとしては医師になりたくてなったのではないし、親に対して感謝というよりも恨みや憎しみの感情を抱いてしまうんだそうです。
そういう意味では、先輩自身の親の子育ては失敗だったと子ども側の立場の先輩からみたら思っているし、親には、もっと子どもを尊重した子育てをして欲しかったという思いがあると、僕に語られていました。
また、
『子育ての天才がまれにいる。それは、親自身が精神的に穏やかであること。また、子ども自身も精神的に穏やかであること。』
この二つが揃うことが、子育ての天才になるそうです。
しかし実際は、僕も含めてそうではありません。
だからこそ、
『謙虚になって子どもにはなるべく怒らないように精神的に穏やかになれるように親として努めなさい。また、1回親が子どもを叩いたら、その子が大人になったら100回叩かれ返されるようなもんだと思っておきなさい。トラウマを子どもに起こさせないためには、親が感情的になって怒ったりしないこと』
と指導されました。
毎回「はい、わかりました!」と、こっちが返答して終わります。
僕自身も子育て世代ですので肝に銘じます!
いつも、ご指導ご鞭撻ありがとうございます。
先輩!