2022年9月21日水曜日

知識があるから意識になる

発達障害の児童の診療をしているなかで、そのお母さんも当院に来てくれます。
多くは、お子さんの同伴ですが、なかには、お母さんがおひとりで通院されることもあります。

そのお母さんに、お子さんの発達障害の心理教育をして、知識が増えていくことで、お母さんは、適切な関わりを身に着けていかれることが多い一方で、お父さんは、そうした知識を得ていない状況で子育てにおいて好ましくない関わりが続いてしまい、ご夫婦が、子育てなどを巡って対立してしまうことがあります。

どうしても、知識がないと意識化されないので独りよがりな関わりになってしまい、知識の差は意識の差となってしまいやすいのです。
僕自身も、たくさん知識を増やして、少しでも意識的に気づける量を増やしていきたいと懸命に努力中です。
そこから得た知識を、少しでも患者さんにわかりやすく伝えて意識の共有を図っていきたいと思っています。
そのためにも、まずは僕が知識を増やし、患者さんやご家族の方と知識を共有していくことが大事だと思って日々勉強中です。
そこから、お母さん、お父さん、本人自身、そのご家族、学校、社会と知識が広がって、意識が広がって、よい社会になって欲しいなと願って診療しています。