2021年2月11日木曜日

夫が妻とうまくやっていく上で大切なこと

コロナ渦ということもあり、繊細な妻と無神経な夫という対立構造で、コロナ対応や考えの違いなどで揉めたりして、夫が妻の対応に悩んで相談に来られることが多くなりました。

悪循環に陥った夫婦関係の、夫が妻に対しての打開策は、
 ➀能動性です。
  妻に言われてからやるのではなく、言われる前に妻や家族のためになることを、できることでいいので、まずやることが大事です。
  その際に大事なのは継続性です。
  この前、高価なプレゼントを妻にしたからといって、夫は安心してはいけないのです。
  女性にとっては、小さな思いやりも、大きなプレゼントも、同じヒットだということを夫は認識しておく必要があります。
  夫が妻にホームランを打ったと思って安堵して手を抜かずに、日々、イチローのように小さなヒットを積み重ねて、妻が喜ぶことをマメにしていくことが大事です。

次に
 ②応答性です。
  妻に、やってと言われたら、できるだけ迅速にやることです。
  妻の「プチ切れ」は耐えられても、「ブチ切れ」は大変なことになりますから。
  早期発見、早期対応!が大事です。

最後に
 ③未来の保証です。
  女性は、どこかで男性に対して「見捨てられ不安」を抱えているものです。
  だからこそ「菜⇒米⇒果物」なのです。
  根菜類の野菜は、1~2か月もすれば育ちますよね。
  数か月先の夫婦の予定を作って、例えば、昼に子どもが学校に行っている間に夫が有給休暇をとって夫婦だけで特別なランチに行ったり、特別な買い物に行ったりするのです。
  そうした妻のためだけに時間を割くことや、そうした約束をして実行することで、妻は夫に対して安心感を抱き、夫に感謝して愛を返そうと思えるようになるのです。
  でも、ここでも夫が、これだけしたんやから早く妻が変わって~、という操作性を持たないことが大切です。
  女性は察することが得意なわけですから。
  誠実に、何度も継続していくという夫の謙虚な姿勢を忘れないでください。
  次に、米は1年かけて作られますよね。
  つまり1年後の夫婦の予定、たとえば1年後に家をプチリフォームしようとか計画を相談するのです。
  そして、果物、つまり桃栗3年、柿8年という数年後の夫婦の将来のことを話したり、子どもが自立した際には、夫婦二人で海外旅行に行こうとか、楽しい二人の未来があることを共有していくようにするのです。
  夫側から、そうした未来の保証をすることで、妻が安心して、日々の生活を送ってもらうことこそが、夫も日々元気に快活に暮らせるようになるわけです。


最後に、夫婦関係も、春⇒夏⇒秋⇒冬という四季があります。
是非、夫婦関係で冬という季節を乗り切ってください。
そしたら、また夫婦関係には春がやってくるんだということを経験して、何度も夫婦の四季を楽しんで欲しいのです。
そうしてできた年輪は、お互い年をとって、皺となり、おじいちゃん、おばあちゃんとなった時に、とても豊かな老後となっていくはずです。
そうなって欲しい!と診察室で願って診療していきたいと思っております。
頑張れ、男性陣!負けるな男性陣!僕は、いつでも男性陣の味方です。