今回のブログは、久しぶりに『エックハルト・トールの「子育て」の魔法:あなたが気づけば、子供は変わる!』の内容をご紹介したいと思います。
〈エックハルト・トールの「子育て」の魔法:あなたが気づけば、子供は変わる! スーザン・スティフェルマン著、徳間書店、1800円(税別)〉
まず、作家のマーシー・シャイモフという方を、簡単にご紹介したいと思います。
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【プロフィール】
マーシー・シャイモフ(Marci Shimoff/女性)は、自己啓発セミナーを手掛けるメンタルコーチ、自己啓発作家、講演家で、企業や教育機関などで数多くの講演を行っている人物です。著書も多数発表し、彼女の著作は30以上の言語に翻訳され全世界累計で1400万部を突破しています。
【主な著書】
『確実に自分を変えていく法:もっと「脳にいいこと」だけをやりなさい!』三笠書房(訳:茂木健一郎)
『「脳にいいこと」だけをやりなさい!:心と体がみるみる元気になる生活術!』三笠書房(訳:茂木健一郎)
『ブレイクスルー!:自分らしく生きていくための12の壁の壊し方』フォレスト出版(ジャネット・アットウッド,クリス・アットウッド,ジェフ・アフレックらとの共著, 訳:鶴田豊和)
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※ この方の本を売りたいわけではありません(笑)
このマーシー・シャイモフは、幸せの基準を決めるのは、
・遺伝(50%)
・習慣(40%)
・環境(10%)
の3つだと言っています。
だとすると、悲観的な考え方をしがちな遺伝子を受け継いだ人は、残念な人生を送る可能性が50%になる?
しかし、実際はそうではありません。
遺伝子学者であるデイビッド・レイケル(ウィスコンシン大学医学公衆衛生大学院の統合医学部長)は、習慣を変えればDNAも変えられると言っています。
エピジェネティクス(遺伝子の周りという意味です)、つまり遺伝子を浸すスープは選択によって決められると表現しています。
遺伝子を喜びや幸せや運動や栄養満点のスープに浸せることもできるし、怒りや希望の欠如、座ってばかりの生活習慣のスープにも浸すことができます。
人間は毎日6千もの考えごとをしているそうです。
そのうちの80%は否定的なことだとも言われています。
しかも、今日考えていることのおよそ95%は、昨日か一昨日かその前日に考えていたこととだいたい同じとみられています。
つまり、習慣化している考えを変えなければ、4万5千個もの否定的な考えに来る日も来る日もどっぷり浸り続けることになります。
子どもに幸せを感じるという習慣を持たせる最も効果的な方法は、親自身がそうした習慣を身につけることです。
私たち親が、人生の難局で悲しみに暮れたりせずに自身の失望を受けとめる姿を見せれば、子どもは人生の難局においても冷静でいる自分をイメージできるようになります。
エックハルト・トール曰く、本当の幸せは穏やかで奥深いものです。
幸せは、私たちが今ある状態そのものであり、普通の日とも特別な日も関係なく、日々のあらゆる瞬間に深い喜びを与えてくれる、それに自分が気づくかどうかにかかっています。
心を開いて今の瞬間に与えられているものに感謝すれば、一切れのパンに手を伸ばすことにさえも幸せを感じられるようになります。
『本当の幸せとは、生きているという奇跡を楽しむことにある。』
これは、子どもたちに伝えたい大切な教えです。