2018年8月2日木曜日

決して、暴言や暴力を振るわないように

1200年前、伝教大師 最澄は、日本の国の安泰と国民の幸せを祈って、日本人に合った仏教を比叡山に開きました。
< Wikipedia 最澄 >

その教えの根本をなすものは、「個々が思いやりの心をもって一隅を照らす人になる」
すなわち、一人ひとりが相手の立場に立って考え、自分の出来ることを精一杯行なうことが、周りを良くすることにつながるということです。

先日、比叡山に宿泊した際に延暦寺の僧侶から、最澄の最後のことばを教えてもらいました。
最澄が亡くなる前に弟子たちに伝えたことは、「私は、今まで生涯で一度も、暴言や暴力を振るったことがありません。これからも、皆さんが、相手を思いやって、決して暴言や暴力をしないでください。」と説かれて亡くなられたそうです。

そういえば、日野原重明先生も亡くなる前まで精力的に講演をされていて、そこで訴えておられたのは、
「人生で一番大切なことは「人を赦すこと」です。どんなことがあっても、他者を恨んだり怒ってはいけません。この赦すことが、唯一平和を守る手段であり、この世界から戦争をなくす唯一の方法なのです」と話されていました。

ちなみに、延暦寺での説法を頂いた翌日に、僕は娘を速攻で怒鳴っています。
自分に残念です!
でも、できるだけ暴言を慎もうと思っています。