2017年10月19日木曜日

人生は、クローズアップで見れば悲劇。ロングショットで見れば喜劇

今回のブログタイトルにもなっている、
「人生は、クローズアップで見れば悲劇。ロングショットで見れば喜劇」
「Life is a tragedy when seen in close-up, but a comedy in long-shot.」
は、数々の傑作コメディ映画を作り上げ、「喜劇王」の異名をもつ、チャーリーチャップリン が残した名言の一つです。

 診察場面で、患者さんが不安や焦りなどが募って受診に来られて、目の前が真っ暗な状態で、先のことを考えると悲観してしまうという「心理的視野狭窄」という状態に置かれていることがあります。

 その際、先の見通しが少し立ったり少しだけ楽になると、患者さん自身の視界が開けてくるということを診療場面で感じています。

「今がしんどくても、必ず、いつかは笑える日が来る」
少なくとも僕自身は、患者さんを支援する際は、そう信じて診療しています。
しかし、どうしようもない時は、僕のしょうもないユーモアで患者さんに失笑して帰ってもらっています。
自分のユーモアの技術も、もう少しあげていければと思っています。