2017年10月5日木曜日

『心をやわらかい状態にしておく』ということ

さくメンタルクリニックを開業してから早くも1ヵ月が経ち、自分への反省も含め開業当初からを少し振り返っていた際に、100歳を過ぎても現役の医師を続け高齢者が活躍できる社会のあり方などに提言を続けてきた、医師・日野原重明 先生(享年105)の本の一説を思い出しました。
 (先日(7月)亡くなられた際は多くのメディアにその功績をとりあげられていたのは、まだ記憶に新しいですよね。)

※以下一部引用
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大切な人と接するときに僕が意識しているのは、相手によってではなく、
常に自分自身の手で、心をやわらかい状態にしておくということです。
穏やかな物腰、感謝の笑顔、いたわりの言葉など、心がこわばっている状態ではできないことだらけです。
だから心をやわらかくしなくちゃいけない。
その大事なきっかけは常に自分の中に持っていたいのです。
でないと、今自分がきつい言葉をいってしまったとして、その原因を相手の態度に求めてしまうことになりかねないし、そうするとさらに関係がぎくしゃくしてしまいそうですから。
一方、やわらかい心をつくるのは自分からだと決めておきさえすれば、相手との関係の中につめたいものを感じたとき、自分に原因があるのではないかと改善できる余地が生まれます。
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今思うと、開業当初は僕自身に余裕がなく「心がこわばっている状態」でした。
そうなると、問題ばかりに目が行きすぎてしまい、自分がきつい言葉を言ってしまったり、その原因を相手に求めたりしていた部分もあったと改めて反省しています。

これからも、さくメンタルクリニックを続けていく以上、このような反省の繰り返しだということは想像に容易く、僕も日々反省しながら「やわらかい心」を作れるように意識していきたいと思います。