2026年2月18日水曜日

生きる意味は、必要ないけど、生きがいはあった方がいい

 診察場面で、患者さんが、生きる意味を考えて、自分なんか生きる意味なんかない、死んだ方がいい~。と自責ループから抜け出せない状態になっていることがあります。

 僕は、大学時代に、アフリカのケニアやタンザニアのサバンナで2週間程、転々としながら自然界の動物たちを観察する旅行に行きました。彼ら自然界の動物たちは、生きるために生きています。それに、暑い日とか、食事の時間が終わると、天王寺動物園やサファリパークの動物と同様に、野生動物でも、気の抜けた感じでただ、生きている感じの印象でした。どの動物も、生きている意味なんか考えてないです。生きるために、今を生きている。それが答えなんだろうと思います。もう死にたいって強く思っても、心臓って止まらないでしょう?体は、いつだって生きようとしている。宗教的になりますが、多分、生かされているんです。お迎えが来るまで、お互いに何とか生きましょう。

 それとは反対で、矛盾しますけど、生きがいはあった方がいい。僕は、妻も子どももいるし、従業員の生活もあるし、借金もあるから、稼がないといけない。それに、仕事の時が、多分一番、テンションは高いです。社会的な笑顔も含めて診察室にいるときが一番よく笑うし、一生懸命です。患者さんには、ありがとうって言われたり、ダメ出しをリアルに受けることができます。すごくやりがいを日々感じて仕事ができています。当院での診療は、僕の生きがいなんです。生きがいがあると、生きる苦しみを少しだけ楽にさせてくれます。自分が、生きていて、ここに存在していいんだと許されるような感覚が生まれる時もあります。

 押し活でも、仕事でも、遊びでも旅行でも趣味でもなんでもいい、自分の能動性、主体性が発揮できるものがあると、生きることに前向きになりやすい。どうせ生きるなら、前向きな方がいいので、それを一緒に考えていきたいと思って、診療しています。


・ お知らせ: 3月28日(土)講演会のお知らせ
https://saku-mental.com/info/3%e6%9c%8828%e6%97%a5%e5%9c%9f%e8%ac%9b%e6%bc%94%e4%bc%9a%e3%81%ae%e3%81%8a%e7%9f%a5%e3%82%89%e3%81%9b/

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