親が子どもに対して「早く自立してもらいたいんです。親もいつまで働けるか、わからないし・・・。」とか「今、勉強しないと大変なことになるよ」とか、どれも、親視点で言えば正しい言葉になります。しかし、子どもにとっては、親などの周囲から、せっつかれて自立しろとか、せっつかれて勉強しなさいと言われて、勉強しても、それは外発的な動機になるので、本人の内発的な動機ではないため長続きしません。むしろ、受動的になるので、困難なことから逃げたくなる心理になりやすくなります。そのため、結果的には、親が望む反対方向の、子どもの自立が遅くなったり、勉強をあまりしたがらないといった方向になりがちです。確かに、親の不安は妥当なものです。でも、親自身の持っている不安を、子どもにぶつけて、子どもに危機感を持ってもらって頑張れるようになるというのは、なかなか、そうはならないことが多いようです。
子どもの未来に、親は根拠がなくても楽観的に捉えておく方が、子どもも前向きに自分の人生を送りやすいように感じています。親が、子どもに危機感をあおって、頑張れるようになるのは、今の時代には、あってないことが多いようなので、そこは少なめにして、親としては、そうした不安を自分自身が抱えられるようにできると、子どもも、自分の不安を抱えることができて、子ども自身も、適切に不安と向き合って、主体的、能動的な取り組みができるうようになりやすくなるので、親子ともに、そうなれるように、応援したいと思っています。
0 件のコメント:
コメントを投稿