子どものとき、田舎の川で遊んでいると、上流から綺麗な、「なすび」がどんぶらこ~どんぶらこ~と流れてきました。僕は、必死でそのなすびを川でゲットし、自慢げに母に持って帰りました。それを母が、漬物にして、夕食のおかずに出してもらいました。これが、僕の最初の労働だった気がします。当時、僕が、とったなすびやで~と、家族に誇らしげに言ったことを覚えています。頑張ってなすびをゲットして、それが、おかずとして、誰かが食べる。この時はじめて、僕は、働くことの感動を味わった気がします。人類の男性は、1万年以上前から、狩猟して、それで採った獲物で、家族を養ってきたわけで、そうしたことで獲得できる自己有用感って、特に男性にとっては大事ですね。