診察室という密室では、どうしても治療者としての主観が強まりやすく、自分の短所や長所が不明瞭になって、診察が、独りよがりになってしまうリスクを、僕は常に感じています。幸い、定期的に講演会などで講演する機会があり、講演する度に、自分の良くなかったところ、伸びしろを、みつけることができます。今回の講演会で、自分に感じた反省点を述べさせてください。
1;僕は、講演会で、自分のADHDの特性があることを話していますが、あくまで、ADHDの特性はあるけども、グレーゾーンで、むしろ、注意力散漫が、色々なことに目がいって好奇心という形だったり、多弁な精神科医として、多動さを発揮できていたりしており、現状は、不適応というより、長所になっていることを伝えられてなかったです。
2;エビデンスベースの話を印象に残すために、かつ、わかりやすく伝えるために僕のナラティブな話にすり替えて話すことが多いのですが、返って、混乱や語弊、または、僕の親が、僕にしてくれた対応などを話すと、そんなことできないって、返って親御さんを追い込んでしまった可能性もあったなと感じています。
他にも色々と反省点は浮かんできます。自分を客観視して治療者として成長を促すために、今後も不定期に、人前で醜態をさらして、自分のできなさと向き合って、いつか、もうちょっとましな支援者になれるように頑張っていきたいと思います。