今年の正月休みはコロナ渦ということもあり、結構「暇」な状態がありました。
そうなると朝起きるのも遅くなり、夜更かしして身体はだるくなり日中に眠くなりがちで、その結果、夜は目が冴えて夜更かしという日々で、食べることには旺盛になり、次は何を食べよう?でも体はあまり動かしていない状態で、体重は増え、筋肉量は減りという感じでした。
ただ、そうした状況の中でも、心の状態は常に平静の状態を避けて、診察の準備をしたり、勉強したり、講演会の準備をして、色々と考え事をし続けていました。
そうした深層心理を自分なりに分析すると、僕は「暇」が怖いんだと思います。
「暇」の状態が長く続くと、心が凪のような状態になります。
一時的にそうした状態を意図的に作り出すことは、リラックスとしては有効でも、それを受け身に感じると、不安になり、悩み事を自分で作り出して悩み始める。
それは、「暇」となり、心が凪の状態から実は回避したいんだろうと思います。
なぜなら、心が凪の状態が長く続いたら、それは「死」を連想させて、言い知れぬ不安、恐怖を感じるんだと思います。
僕の場合は、「ちゃんと講演会で、うまく話せるかな?」「クリニックの運営をどうしようかな~」「明日、何しよう?」と頭の中で、たくさん意図的に悩み事を増やしているんだろうと思います。
でも、この「暇」のおかげで、こうした僕自身の無意識的な不安に気づき、それと向き合いつつ、前向きにやるべきことをやれた部分もあるので、「暇」ありがとう!的な感じの正月でもありました。