おかげさまで開業以来、僕は診察室で1日中たくさんの患者さんと向き合う仕事をさせていただいています。
正直、仕事の日の朝は起きてからずっとドキドキで、朝食も食欲が湧きません。
ちゃんと自分が診察を通して今日一日患者さんと治療的に関われるだろうか?
無事に1日の診療が滞りなくやれるだろうか?
という予期不安で緊張しっぱなしです。
これは開業して1年という月日が経過しても、慣れるどころか全く変わっていません。
でもこれは、自分に対する期待へのプレッシャーなのかもしれません。
なぜなら、自分は良い治療ができると思っています。
心の底では「自分の治療に、自分が最も期待している」というポジティブな側面がいつも自分を後押ししてくれているという“心のパワー”みたいなものがあることにも気づいています。
しかし、残念なことに日々の診療で、救いを求め期待して当院に来院されている患者さんの全てを満足させることができていませんし、治療に失敗した患者さんのことが脳裏から離れず、自分自身がひどく落ち込んだりすることも日常茶飯事です。
でも、その失敗から学んで自分自身が治療者として成長することでしか、その失敗は取り戻せないと思って何とか前を向いて日々の診療に向き合っています。
その上で、 当院スタッフとも話し合い、この度「お知らせ」として、あらためて患者さんにお伝えすることにしました。
僕の診療を振り返り改善していかなければならない点として、診療の時間配分を間違ってしまいこちらが焦って対応したことが、最も診療で失敗してきた点だと感じています。
ですので、診療の時間の目安という枠組みについて、お知らせさせていただき、患者さんにご理解とご協力を得て、今後、より良い治療を目指していきたいと考えております。
何卒、通院されている患者さんには「お知らせ」をご一読の程よろしくお願い致します。
⇒ さくメンタルクリニック Webサイト