2026年3月25日水曜日

症例検討会で発表してきました~

 先日、10数年ぶりに、とある児童精神科領域の研究会で、発表してきました。2時間くらいかけて、1例の症例を検討するので、これまでの当院の治療姿勢であったり、体制だったりの変化なども振り返りができて、発表する準備そのものが大変有意義だったと思います。

 発表中は、偉い先生方の真面目な姿をみて、緊張してきて、ちょっと下ネタを言って笑わそうとしたり、あえて不適切な表現をしてみたりして、笑わそうとしましたが、全てきれいに滑った感じで、結果的には、寒い発表になった気がします。ただ、自分自身の診療姿勢として、チーム医療が実践しやすいタイプであること、今やっていることを積み上げていくことでいいんだなというのは、何だか分かった気がしました。そこを、自分なりに昇華していければ、より治療的なクリニックになっていけるということが再認識できたという点は収穫でした。

 あと、場の状況に合わせて、変な言い回しを慎むというTPO発言の重要性も痛感できたことも収穫でした。どうしても、僕は、「ウケたい」という精神が強いので、墓穴を掘って笑いをとる、という滑り芸の自分の持ち味の出し方は、滑りながら今後も探っていきたいと思います。

 

2026年3月18日水曜日

来るものは拒まず、去る者は追わず

 ある会社の社長が、自分の会社を辞めるといった社員には、そっけなく対応したそうです。残った社員が、社長に「どうして、辞めた社員に、そんなに冷たい対応をするのか?」と詰め寄ったところ、社長は「自分の会社を大事に思っているからだ。その会社に、不満を言って辞めていく社員よりも、歯を食いしばって残って、そこで頑張っている社員を、自分は大事にしたいからだ。」と話されたそうです。自分の会社に、来てくれた社員やお客さんを大事にしていく。去る者は、追わないことが、いかに重要かを再認識できる経営哲学だと思います。


・ お知らせ: 3月28日(土)講演会のお知らせ
https://saku-mental.com/info/3%e6%9c%8828%e6%97%a5%e5%9c%9f%e8%ac%9b%e6%bc%94%e4%bc%9a%e3%81%ae%e3%81%8a%e7%9f%a5%e3%82%89%e3%81%9b/

2026年3月11日水曜日

さるは、おだてたら木に登る

 このことわざのさるとは、ADHDのことだと思います。ADHD要素が強い子どもは、さる的です。でも、そのさる的な児童に、怒ってばっかりだと成長阻害的に進みやすい。できているところを、身近な大人が褒めて、その子どもは、調子に乗って、社会では、結構痛い目にあうことも多いです。それを、身近な人が、ドンマイとケアして、できていることを褒めて、調子に乗ってもらって、木に登って成長して、また凹むことを繰り返す。日本には、古来から、アメリカが、ペアレントトレーニングを発明する前から、ペアレントトレーニングの考え方があったのだろうと思います。さる的なADHDの子どもは、身近な支援者が褒めて、味方になってあげて、本人らしく前向きに生きてもらって、木に登ってもらいましょう!


・ お知らせ: 3月28日(土)講演会のお知らせ
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2026年3月4日水曜日

上意下達の立浪監督とアイメッセージの新庄監督の対比

 僕は、中日ドラゴンズのファンです。立浪さんが中日ドラゴンズの監督に就任し、立浪監督は、PL学園出身で、選手時代は、熱血漢の星野監督などのスパルタ指導を受けて、たたき上げの中日ドラゴンズ一筋の人気選手でした。そのため、監督に就任してから、選手の指導としては、どうしても「上意下達」になってしまう。もちろん、本人の感覚としては、現代に合わせて、マイルドでやろうとしているのは、わかるけど、結局は、ソフト「上意下達」対応でした。立浪監督が、在任時の中日の選手たちは、緊張、萎縮しており、結果にこだわって、のびのびとしたプレーが少なかったように思います。

 同時期に、日本ハムファイターズは、新庄さんが監督に就任し、結果がなかなか出せないでいた清宮選手に「痩せた方が、かっこよくねえ~?」と現代的なコミュニケーションで、アイメッセージでの関わりをしました。アイメッセージとは、私は、こうした方がいいと思う。あなたは、どう思う?という、「私のIと愛のダブルのメッセージ」となります。つまり、私は、あなたをリスペクトしているし、あなたの考えを尊重したいというメタファーが組み込まれている。もっと短く言うと、「君を大事に思っている。」を伝えている。もちろん、新庄監督も結構、厳しいです。ただ、選手をリスペクトしているのがよく伝わるのです。結果、日ハムの選手は、信頼の結束で、失敗を恐れず、果敢に挑戦していく、前向きで明るい雰囲気が印象的でした。双方の3年後の結果は歴然としていました。中日ドラゴンズは、3年連続最下位でした。

 やはり、現代の「上意下達」のコミュニケーションは「俺が正しい。お前は間違っている。」という相手をリスペクトしないという不信感が伝播してしまうのだろうと思います。

もちろん、立浪監督の素晴らしい部分もあると思いますが、この2監督の対応と結果は、非常に対照的でした。これは、子育て、ビジネス、人間関係において、現代のコミュニケーションのアップデートの必要性が急務なんだと痛感させられることだと思いました。


・ お知らせ: 3月28日(土)講演会のお知らせ
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